乗用車で赤信号の交差点に進入してオートバイと衝突し、男性を死亡させたとして大阪府警は15日、大学生川口悠起容疑者(20)=堺市北区=を自動車運転死傷処罰法違反(危険運転致死)の疑いで逮捕、送検したと発表した。「黄信号だった」と供述しているが、自分の車のドライブレコーダーに赤信号で進入した様子が映っていたという。 堺署によると、川口容疑者は昨年10月、堺市堺区の国道交差点を直進し、対向車線から右折してきた同府岸和田市の会社員男性(当時53)のオートバイと衝突し、死亡させたとして、同法違反(過失運転致死)容疑で現行犯逮捕された。 その後釈放されたが、署は川口容疑者の車のドライブレコーダーを解析。直進方向の信号は赤で、右折指示が出ていた映像が残っていた。さらに川口容疑者は「1人で運転していた」と説明していたが、レコーダーに記録された会話から、同乗者がいたことも判明。同乗者が「赤信号だったことを(川口容疑者は)知っているはずだ」などと証言したことから、府警は法定刑が過失運転致死罪(懲役7年以下)より重い危険運転致死罪(同1年以上20年以下)の容疑で改めて逮捕した。 |
車載カメラが赤信号進入裏付け 危険運転致死容疑で逮捕
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