ゴール下に攻め込む高田⑧
リオデジャネイロ五輪に向けた女子バスケットボールの国際強化試合(朝日新聞社後援)は9日、最終の第3戦が東京・代々木第2体育館であり、世界ランク16位の日本は同24位でアフリカ選手権1位のセネガルに3連勝した。日本は序盤からインサイドの間宮(JX―ENEOS)や高田(デンソー)を中心とした攻撃で得点を重ねた。守備でも厳しいプレッシャーをかけ、追い上げを許さなかった。
リオオリンピック2016
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リオ五輪前の国内最後の試合で、代表チームの成長を見せつけた。内海監督が「インサイドでの得点」を課題とした今回の強化試合。最終戦は厳しい守備から球を奪っての速攻や、速いパス回しから高田や間宮らにつなぐ連係プレーなどで得点を重ね、日本が目指す「走るバスケット」を存分に発揮しての圧勝だった。内海監督は「五輪本番もこういうスタイルで臨みたい」と手応えを語った。
一方で日本にとって「生命線」となる3点シュートの確率が伸び悩んでいる。内海監督が掲げる「40%」の目標に対し、今回の3連戦は各22~32%。チーム随一のシューターの栗原(トヨタ自動車)は第3戦で6本中3本を決めたが、「考えすぎたり慌てたりすると入らない。修正していきたい」と話した。