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父の一言、「野獣」を刺激 虚脱感消えリオへ集中

作者:藤木健  来源:asahi.com   更新:2016-7-10 11:19:02  点击:  切换到繁體中文

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昨年の世界選手権で優勝した松本薫。カザフスタン・アスタナには両親も応援に来ていた


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柔道女子57キロ級で五輪2連覇を目指す松本薫(28)=ベネシード=は戦う意義が明確だ。「私が柔道を続けているのは両親がいるから。2人がいなかったらやめている」。きっぱりとそう言い切る。


特集:リオオリンピック2016


負けず嫌い・考える癖・型破り…母親が語るオリンピアン


日本三大庭園の一つ、兼六園(金沢市)の近くで育った。5人きょうだいの4番目。片時もじっとしていられない子で、「とにかく外が好きでした」。家の前の坂道を全力で往復したり、木に登ってセミのまねをしたり。家の屋根の上は弟との遊び場だった。


柔道を始めたのは6歳。両親に経験はなかったが、一番上の兄を鍛えようと道場に通わせたのを機に5人全員を連れて行った。共働きで5人の子を養った両親は、「自分たちはいい。練習で疲れた子供たちには、しっかりしたものを食べさせよう」と決めていた。


調理師の父賢二さん(63)は「特別なしつけはしていない。母親を大事にせえよ、と言ったくらい。勝手に育ちました」と照れ笑いする。だが必死で働き、育ててくれた両親の後ろ姿は、戦う娘の生きる芯だ。「私は両親をすごく尊敬している。2人のようになりたい」


ロンドン五輪で日本選手第1号…




 

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