決勝で得点を挙げ、拳を握りしめるマリー=ロイター
テニスのウィンブルドン選手権最終日は10日、ロンドン郊外のオールイングランド・クラブで男子シングルス決勝があり、第2シードのアンディ・マリー(英)が4大大会初優勝を狙った第6シードのミロシュ・ラオニッチ(カナダ)を6―4、7―6、7―6で下し、3年ぶり2度目の優勝を飾った。今季ツアー3勝目で、ツアー通算38勝目。4大大会は通算3勝目。優勝賞金は200万ポンド(約2億6千万円)。ウィンブルドンの複数制覇は英国勢では1935年大会のフレッド・ペリー以来、81年ぶり。ラオニッチはカナダ勢初の4大大会制覇を逃した。
車いすの部の女子ダブルス決勝では、上地結衣(エイベックス)、ジョーダン・ホワイリー(英)組が3連覇を飾った。
9日にあった女子シングルス決勝では、第1シードのセリーナ・ウィリアムズ(米)が、初優勝を狙った第4シードのアンゲリク・ケルバー(独)を7―5、6―3で退け、2年連続7度目の優勝を決めた。S・ウィリアムズは4大大会の通算優勝回数が22回となり、1968年の大会オープン化以降では最多のシュテフィ・グラフ(独)に並んだ。S・ウィリアムズはビーナス・ウィリアムズ(米)と組んだダブルスでも4年ぶり6度目の優勝を飾り、シングルスとの2冠を達成した。