(19日、ロッテ9―2西武)
夏バテしていたロッテ打線に、現役野手最年長の41歳が活を入れた。2点を追う六回1死満塁。5番井口が、左翼席へ逆転満塁アーチを放り込んだ。
チームは球宴を挟んで6連敗中だった。直前3試合で1点しか奪えず、この日も西武先発のポーリーノに五回まで零封された。この絶望的な状況を、ひと振りでひっくり返した。「打たないと連敗が止まらない」。日米通算でプロ20年目のベテランが、珍しくガッツポーズした。「こういう試合をすればチームは吹っ切れる」と言い切った。
満塁弾は3年ぶりで、通算13…