稀勢の里(左)は突き落としで松鳳山に敗れる=戸村登撮影
(19日、大相撲名古屋場所10日目)
どすこいタイムズ
綱とりに挑む大関の背中を押す大歓声の中、勝負は一瞬で決した。先に土俵を下りた稀勢の里は顔をゆがめ、どよめきが消えない花道から引き揚げた。
過去9勝1敗と合口が良い松鳳山に低い姿勢から、迷いなく得意の左を差しに行った。が、それを見越した相手が左を差しに行くと見せかけて一気に右にかわし、突き落とし。稀勢の里の頭に全くなかったのだろう。前へつんのめり、腹ばいになって倒れた。
松鳳山は当初、変化するつもり…