インターネットに車をつなぎ、ナビ画面をスマートフォンのように使える車も増えている=ホンダ提供
自動車業界と通信各社の連携が強まっている。インターネットにつながる車「コネクテッドカー」の開発で、通信会社のノウハウが必要になるためだ。コネクテッドカーの需要は急速な伸びがみこまれ、各社が研究を加速している。
ホンダは21日、ソフトバンクと人工知能(AI)を積んだコネクテッドカーの研究で協力すると発表した。AIがセンサーなどを使って、運転者の声や表情から感情を分析し、それにあわせた反応を音声で発する。運転者と車が親しく会話できるようにしたいという。
AIはネットにつながっており、運転者が求めるものをネット上の情報から選んで提供する。「春にぴったりの音楽が聞きたい」と言えば、AIがそれまでの会話で学んだ好みを加味して、最適と思われる曲をかける。センサーを使い、駐車位置を助言することも可能になる。
ソフトバンクはすでに、ヒト型…