ブラジル・リオデジャネイロに到着した体操のロシア代表選手たち=24日、ブラジル・リオデジャネイロ、西畑志朗撮影
組織的なドーピング問題で、ロシアの選手たちがリオデジャネイロ五輪に出場できるかどうかは、各競技の国際団体の判断に委ねられることになった。そんななか、ロシアの体操選手たちは日本時間の25日午前(現地時間24日午後)、リオデジャネイロに到着。みな無言を貫いた。
五輪直前、委ねられた難しい判断 レスリングなど焦点
ロシアのドーピング問題
特集:リオオリンピック
国際オリンピック委員会(IOC)が、各国際競技団体の判断に委ねると決定してから数時間後、リオデジャネイロ国際空港の到着ロビーに、ロシアの体操選手たちが現れた。
約20人の選手たちは、胸に国名の入った赤のジャージー姿。大きなスーツケースとリュックサックを背負い、疲れた表情で笑顔はない。ロンドン五輪金メダリストのアリーヤ・ムスタフィナ選手の姿もあった。
選手たちはIOCが決定を出す前にオランダ・アムステルダムからリオ行きの飛行機に乗っていた。リオ到着後、集まった各国の報道陣に戸惑った様子も見せたが、大会スタッフの誘導に従い、淡々と駐車場に向かった。
ロシア陸上チームはすでに、国…