(24日、ヤクルト5―2中日)
ヒーローインタビューを終えたヤクルトの由規は、外野席のファンに深々と一礼した。「どんな時も応援してくださって、感謝の気持ちでいっぱいです」。笑顔で5年ぶりの白星をかみしめた。
かつての剛腕が制球力で勝負した。同点の四回、先頭のエルナンデスを6球目の133キロの変化球で右飛に仕留めた。続く堂上には145キロの直球、杉山にはスライダーでいずれも右飛に打ち取り三者凡退。勝ち越した五回の攻撃にいい流れをつないだ。
「前のように力で押す投球はできないけど、一生懸命投げてチームに良い影響を与えられれば」
プロ3年目の2010年に当時…