パレードの車から観客に笑顔を見せる日馬富士(右)。左は照ノ富士=吉本美奈子撮影
(24日、大相撲名古屋場所千秋楽)
どすこいタイムズ
日馬が8度目V 稀勢は綱とりならず 大相撲千秋楽
白鵬を寄り切ると、日馬富士はゆっくりと左ひざをついた。痛みに一瞬、顔がゆがむ。両足首や右ひじに古傷を抱え、まさに満身創痍(まんしんそうい)でつかんだ4場所ぶり、8度目の優勝。「日々、一生懸命に努力をして結果につながった。一生懸命に頑張れば、いいことがありますね」。久々に賜杯(しはい)を抱き、相好を崩した。
勝てば自力優勝が決まる結びの一番。いつも通り、立ち合いに全てを懸けた。素早く左に動きながら左上手をつかむ。右を差し、得意の右四つに持ち込んだ。巻き替えながら両差しで一気に前へ。白鵬に相撲を取らせない完勝だった。
幕内で3番目に軽い135キロ…