短期大学の学生数はピークだった1993年の4分の1未満。文部科学省が4日に速報値を発表した「学校基本調査」でそんな現状が明らかになった。少子化に加え、短大生の9割近くを占める女子の4年制大学志向が高まったため、と文科省はみている。
調査は毎年5月1日現在で実施している。今年の短大生数は昨年より4220人少ない12万8461人。93年の53万294人から毎年減り続け、12万人台になるのは1964年以来だ。
短大の数もピークの96年の598校から減り続け、341校に。浪人生を含む短大進学率は4・9%で、66年以来50年ぶりに5%を切った。94年に24・9%だった女子の短大進学率は8・9%になった。
一方、4年制大学の女子学生数は114万1442人、女子学生の割合は44・5%で、いずれも過去最高を更新した。
文科省の担当者によると、女子…