「21世紀における人類の貧困根絶事業と女性の役割ーー北京世界女性会議25周年記念ならびに世界女性サミット5周年記念座談会」が16日に北京で行われ、習近平国家主席の彭麗媛夫人がビデオでスピーチをした。新華社が伝えた。
彭夫人は「中国は一貫して世界の女性事業と貧困根絶事業の積極的な提唱者であり、力強い推進者だ。今年中国は現行基準での農村貧困人口の全ての貧困脱却を実現し、国連『持続可能な開発のための2030アジェンダ』の貧困削減目標を10年前倒しで達成する。これは人類進歩の事業に対する重大な貢献だ。中国は積極的に貧困女性の貧困脱却の推進に尽力しており、経済発展、就業と起業、文化教育、社会保障、衛生と健康、慈善公益などの分野で一連の政策措置を講じて顕著な成果を挙げている。貧困から脱却した7億人以上の中国人の約半分を女性が占める。中国の多くの女性が貧困者支援の難関攻略という国の呼びかけに積極的に応じて、『天の半分を支える』役割を果たしてきた」と指摘。
各国・各界の人々に対して▽北京世界女性会議と世界女性サミットの精神を発揚し、手を携えて心を一つにし、積極的に行動し、女性に平等で良質な教育を提供し、女性に平等な就業機会を確保し、女性事業と経済・社会事業の同時発展を後押しする▽女性に対する基本的衛生・医療サービスを保障して、病気を原因とする女性の貧困化・再貧困化の問題を解決する▽調和の取れた包摂的な社会文化を築き、女性に対する差別や偏見を取り除き、女性が素晴らしい幸せな生活を享受できるようにし、人類運命共同体の構築を後押しするためにたゆまず奮闘するーーことを呼びかけた。(編集NA)
「人民網日本語版」2020年9月17日