香港特区政府統計処は9日、今後50年の香港の人口試算報告書を発表した。香港住民は2019年中頃の751万人から、2041年中頃の811万人のピークまで増加した後、2069年中頃には735万人まで減少すると予想している。新華社が伝えた。
香港住民には、常住住民と流動住民が含まれる。統計処は、2019年中頃から2041年中頃までの人口増加率は年平均0.4%になると予想した。高齢化及び死者の大幅な増加に伴い、さらには出生数の減少が加わることで、2041年中頃から2069年中頃までの人口減少率は年平均0.3%になるという。
報告書は、香港では今後も高齢化が続き、65歳以上の高齢者が2019年の132万人から、20年後の2039年までに2倍弱の252万人まで増加すると予想した。高齢者数は少なくとも30年に渡り250万人以上で推移し、2069年には258万人に達する見通しだ。
さらに平均年齢の上昇も高齢化を反映する。試算によると、香港の平均年齢は2019年の45.5歳から2039年の52.5歳に上昇し、2069年にはさらに57.4歳まで上昇するとしている。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年9月10日