(7日、日本ハム8―3ソフトバンク)
やみくもにバットを振り回しているわけではない。その迫力あふれる見た目とは裏腹に、日本ハムの中田は、なかなか冷静だ。「きょうは、真っすぐを(1打席目の)1球しか投げてきてなかったから、変化球待ちだった」。四回、フォークをとらえた左翼への2点本塁打を、そう振り返る。
一回はスライダー2球、直球の後、フォークを空振り三振した。三回無死二、三塁からはフォーク、スライダーと来て、3球目のスライダーをはじき返した。三塁の手前、人工芝と土との境目で大きくはねて左前に抜ける逆転の2点適時打に、「ラッキーだったけど、結果的によかった」。好機で役割を果たしたことでゆとりも生まれ、相手バッテリーの傾向も読めた。
ソフトバンクには、4カード連…