内山由綺の段違い平行棒の演技=長島一浩撮影
(9日、体操 女子団体総合決勝)
リオオリンピック
体操の日程・記録
選手村生活をエンジョイ 無邪気な体操女子、好演技連発
身長160センチ。140センチ台のほかの選手に比べ、1人だけすらりと高い。1968年メキシコ五輪以来、48年ぶりの4位入賞を果たした体操の女子団体。内山由綺(18)は小柄な方が有利と言われる競技で、コーチの母と二人三脚で栄光をつかんだ。
決勝3種目の段違い平行棒。豪快な離れ技からぴたりと着地を決め、両腕をめいっぱいに挙げた。1種目だけの出場だったが、最初のゆかでのミスが目立ったチームの出遅れを取り戻し、この時点で3位へと引き上げる演技をみせた。
本格的に体操を始めたのは、小学1年のとき。元体操選手の母玲子さん(50)が教える体操教室に入った。翌年に玲子さんが指導者として独立し、2人で都内の体育館を転々としながら練習を続けてきた。
玲子さんの指導は必要最低限の…