セーリング女子470級の最終レース(決勝)が18日行われ、吉田愛、吉岡美帆組は同レースで7位、総合で5位入賞を果たした。日本勢では、8位だった2000年シドニー大会以来の入賞となった。
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前日は風が吹かず、順延で迎えた決勝。吉田、吉岡組はスタートして右寄りの針路をとったが、この時風は左寄りの方が強く吹き、第1マークで8位と出遅れた。第3マークで5位まで追い上げたが、激しく変化する風をつかみきれず、7位に順位を下げた。
吉田は35歳のベテラン。08年北京、12年ロンドンに続く3度目の五輪挑戦で初めて決勝に進んだ。メダルに届かず「風の読みが外れ、厳しい展開になった。これが今の精いっぱい」と総括した。
25歳の吉岡は「メダルを狙える位置だった。得意な強い風だったのに」と悔し涙を流した。大学卒業後、すぐに吉田の相方に選ばれた。厳しい指導に「必死でついて行った」。できれば吉田とコンビを組み、「東京を目指したい」。(佐々木学)