男子400メートルリレーで銀メダルを獲得し、日の丸をまとって喜ぶ(右から)ケンブリッジ飛鳥、山県亮太、桐生祥秀、飯塚翔太=19日、五輪スタジアム、竹花徹朗撮影
100メートルで日本初の9秒台を狙う3人と、その大きな走りから「和製ボルト」と称された200メートルに強い1人。「史上最強」の呼び声が高かった男子400メートルリレーの4人が、日本陸上界の歴史を塗り替えた。
日本が史上最高の銀、ボルト3冠達成 男子400リレー
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写真特集:日本が史上最高の銀、ボルト3冠
日本は5レーン。1走の山県亮太(24)は、持ち味のスタートダッシュで飛び出した。男子100メートル準決勝でみせた号砲への反応時間は、誰よりも早い0秒109。0秒100より早いとフライングになる。それが人間の能力の限界とされているからだ。
この日も鋭い出足で、4レーンのパウエル(ジャマイカ)を引き離す。「予選よりもいいスタートが切れた」。トップに近い位置でバトンをつないだ。
2走は飯塚翔太(25)。中大…