中国中央農村工作指導グループ弁公室の唐仁健主任は12日、テレビ・ラジオなどを通じた農村部の人材育成活動を進める「中央農業広播(ラジオ)電視(テレビ)学校」と共同で開催した学校経営指導グループ会議で、「今後、農民の教育・育成をもっと親しみやすい方式、方法にし、農民が理解して学び続けることができるようにするほか、イノベーションを実施して、農民が学習意欲を持ち、便利に学習できるようにしなければならない」と指摘した。光明日報が報じた。
中央農業ラジオ・テレビ学校は今年、創立40周年を迎えた。1980年、当時の農業部(省)、教育部など10当局が共同で創立し、その後、その数は17当局に増加、共同で経営するようになった。そして、中央政府や省・市・県などが、同校を設置し、各当局が連携し、上下が貫通した農民教育・育成体系が形成されてきた。
統計によると、第13次五カ年計画(2016‐20年)期間中、中国の農民教育・育成は顕著な成果を挙げ、5年間で高い素養を備えた農民を累計で500万人育成。農村でリーダーとなる実用的な人材11万人を育成し、農業関連の高等職業教育の農民を対象とする枠を初めて3万5000人分拡大した。現時点で、中国全土の農村の実用的な人材の数は合わせて約2254万人に上り、うち高い素養を備えた農民は1700万人を超えている。その90%が農業生産に5年以上携わり、学歴があり、技術を有し、経営・管理を知り、つなぎ留めることができ、役に立つ高い素養を備えた農民チームの規模が拡大の一途をたどっている。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年12月14日