香港地区の金融サービス機構・永明金融(サンライフ香港)がこのほど発表した新型コロナウイルスの影響下における香港地区の人々の飲食習慣の変化をめぐる調査報告によると、調査に答えた市民は、飲食を息抜きにする傾向にあるものの、運動の習慣に変化はなく、糖尿病のリスクが高まる恐れがあることが分かった。中国新聞社が報じた。
永明金融の最高マーケティング責任者(CMO)・デジタル戦略マネージャーの馮婉欣氏によると、新型コロナウイルスの影響下の香港地区の人々の飲食習慣を見ると、デリバリー利用や食べるおやつの量が増えたり、他の非健康的な飲食習が増えたりしているというのがニューノーマルとなっている。調査統計によると、回答者の9割が、「毎日4‐5食食べる」と答え、4割以上が「全く運動していない」、約55%が「新型コロナウイルスの影響下で、体重が増えた」と答えた。
飲食習慣の変化について、女性の52%が「食べ物で気晴らししている」と答え、男性の54%が「家で仕事をしていると、食事の時間が固定できないのが、1日に何度も食事をする原因」と答えた。
運動の習慣を見ると、回答者の41%が「まったく運動していない」と答え、1週間150分以上という運動量の基準をクリアしていた回答者はわずか8%にとどまった。飲食のバランスをくずし、運動不足が深刻になると、体重が増えやすく、糖尿病のリスクが高まる。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年10月24日