「アジアのノーベル賞」として知られるフィリピンのマグサイサイ賞の今年の受賞者に、国際協力機構(JICA)の「青年海外協力隊」が選ばれ、マニラで31日、授賞式があった。
青年海外協力隊は、日本国籍を持つ20~39歳の人が派遣先の開発途上国に暮らしながら、教育や農業などの知識・技術を生かし、地域の課題解決に貢献するボランティア事業。1965年から今年7月末までに、計88カ国に4万1776人が派遣された。
マグサイサイ財団は「人々がともに生き、働き、考えたときにこそ平和と世界の連帯の礎が築かれるということを、50年以上にわたって身をもって示してきた」と活動を評価。JICAは「日本と途上国をつなぐ懸け橋としての役割を果たしていきたい」とコメントした。
同賞は社会に貢献したアジアの…