西北油田が22日に明らかにしたところによると、西北油田「順北55X井」が7月に深度8725メートルの掘削によりアジア陸上傾斜井の最深記録を更新したことに続き、「順北53−2H井」が8874.4メートルの掘削を完了し同記録を更新し、世界最高峰のチョモランマ(エベレスト)の標高を29.97メートル上回った。科技日報が伝えた。
これにて西北油田は順北油ガス田で深度8000メートル以上の40井の掘削を行った。これは西北油田の超深井掘削技術が世界のトップをキープしていることを示しており、アジアで最も深い油ガス田の高品質・高効率開発を推進している。
中国石化西北油田分公司に所属する順北油ガス田の超深溶解物原油埋蔵は地質構造が複雑で、アジアで最も深い油ガス田となっており、平均深度は7600メートル以上。逸泥、崩壊、低掘削性の地層、井の底が高温といった世界クラスの難題があり、一定傾斜の水平井と傾斜井技術の開発が必要だ。
掘削において、「順北53−2H井」は新技術を採用し、複雑な地層を安全に掘削し、地質目標までスムーズに掘削できるようにした。予定していた工期を20日短縮し、同エリアの最短記録を更新した。1年間前倒しで、同エリアの計画・目標を達成した。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年10月23日