開幕式の様子。展示会の実施を請け負った中国国際展覧センターグループ公司の賀彩龍総裁(左)、展示会を主催した中国国際貿易促進委員会の蘆鵬起副会長(中央)、中国国際貿易促進委員会貿易投資促進部の馮耀祥部長(右)。
中国国際貿易促進委員会(CCPIT)が主催し、中国国際展覧センターグループ公司が実施を請け負う中国—東北アジア(ロシア)国際貿易デジタル展示会が9日、北京で開幕した。中国全土の国際貿易促進委員会系統、海外展示会出展取りまとめ機関、中国内外の企業家代表及び関連機関や企業、メディアなどの代表300人以上がオンラインで開幕式に参加した。人民網が伝えた。
今回の展示会は、新型コロナウイルス感染症の影響を受ける中で、中ロ経済貿易協力を深化し、質の高い「一帯一路」(the Belt and Road)共同構築の深化と実務化を促す実務的な措置となる。会期は10日間で、その目的はCCPITのデジタル展示サービスプラットフォーム「貿促雲展(貿易促進クラウド展示)」を利用して企業にオンラインでの展示や交流・商談の機会と的を絞った付帯サービスを提供し、企業が展示会に出向かなくとも受注を獲得し、市場を開拓し、自信を深められるようサポートすることにある。
CCPITの蘆鵬起副会長、在ロシア中国大使館の李静援公使、在中国ロシア連邦商務代表部のエフィモフ商務代表代理、韓国中小企業技術革新協会の趙弘来会長、モンゴル国
商工会のト・ドゥーレン執行マネージャーらが開幕式に出席し、挨拶を述べた。
開幕式のクラウド巡回展で、中国国際貿易促進委員会の蘆鵬起副会長にデジタル展示サービスプラットフォーム「貿促雲展」の機能を説明し、中ロ企業とオンラインで交流する中国国際展覧センターグループの賀彩龍総裁。
蘆副会長は挨拶の中で、「東北アジアはアジアだけでなく世界でも最も発展の活力とポテンシャルのある地域の一つで、東北アジア経済貿易協力の拡大と深化は中国と東北アジア各国の共通の責任であり、願いでもある。中国はすでに東北アジア地域5ヶ国にとって最大の貿易パートナーとなっており、東北アジア5ヶ国との貿易額は中国の貿易総額の4分の1近くを占める。中国は東北アジア各国との経済貿易協力の深化を非常に重視し、積極的に推進している。CCPITは今後も中国と東北アジア地域企業の経済貿易協力展開のためにより多くのプラットフォームを構築し、より優れたサービスを提供し、より多くの便宜を図り、東北アジア地域経済協力のいっそうの深化を促し、開放型の世界経済を確立するためにさらに貢献していく」と述べた。
今回の展示会には、中国やロシア、韓国、日本、モンゴルなどから1400社以上の企業が出展。また中国やロシア、韓国、日本、モンゴルなど20ヶ国余りから15000人以上のバイヤーが参加し、マッチングに臨んだ。出展された商品は農業、医療機器、美容・ファッション、建築建材、スマート製造、交通輸送、情報通信、労働保険・セキュリティ、観光文化、ビジネスサービスなどの分野に及び、「防疫物資展示エリア」も特設された。
展示会と同時に、中ロ投資協力フォーラムも開催された。CCPIT貿易投資促進部の馮耀祥部長、ロシア連邦商工会駐東アジア地区代表部のパーヴェル首席代表がフォーラムに出席し、挨拶を述べた。また、ロシア科学院極東研究所のマスロフ所長、万科集団哈爾浜(ハルビン)公司副総経理でロシアBestkoy工業パークプロジェクトとハルビン中ロ工業パークプロジェクトの責任者を務める裴雷氏、中国(遼寧)自由貿易試験区営口エリア管理委員会の李春生副主任、中国電力科学研究院有限公司の李鵬チーフエンジニアら来賓が、現在の情勢下における中ロのインフラや電力業界、投資プロジェクト実施などについて説明し、実務的な提案を行った。(編集AK)
「人民網日本語版」2020年11月13日