北海道警富良野署は1日、上官の自宅に放火しようとしたとして、上富良野町南町、陸上自衛官上川普之容疑者(23)を現住建造物等放火未遂の疑いで逮捕し、発表した。容疑を認めているという。
同署によると、上川容疑者は6月5日午前2時ごろ、同町大町の陸上自衛官男性(49)宅の玄関風除室に火をつけて住宅を焼こうとした疑い。陸自北部方面総監部などによると、上川容疑者は北部方面後方支援隊第103全般支援大隊の士長で、上富良野駐屯地で勤務。同じ大隊の上官の男性は自宅玄関の方から火の手が上がるのに気づいて119番通報し、消防などが消火してけが人はなかった。
陸自北部方面総監部は「自衛官がこのような事件を起こし大変申し訳ない。捜査に全面的に協力し、厳正に対処したい」としている。(渕沢貴子)