JR名古屋駅西側の地下街「エスカ」で、うなぎパイを買い求める旅行者=名古屋市中村区椿町
JR名古屋駅構内の売店が、浜松名物として知られる「うなぎパイ」の販売を中止している。製造・販売元の春華堂(浜松市中区)は販売再開を求めているが、売店を運営する東海キヨスク(名古屋市中村区)は「通常の商品入れ替え」とつれない対応だ。
「名古屋駅のあらゆる売店から、うなぎパイがなくなっている」。ツイッターなどソーシャルメディアで話題になったのは8月下旬。うなぎパイは「夜のお菓子」として全国的に知られ、春華堂によると年間約8千万本を製造している。名古屋駅でうなぎパイを買ったり見たりした人も多いようで、情報は瞬く間に拡散した。
実は、駅構内でうなぎパイを扱っていた23店舗が全面的に販売を取りやめたのは、4月。東海キヨスクによると、2月から徐々に取り扱いを減らし、4月、駅隣の地下街「エスカ」にある店舗に取り扱いを集約したという。
春華堂にも問い合わせが相次ぎ、同社は「浜松駅に停車しない『のぞみ』をご利用のお客様に多大なご迷惑をおかけしている」などとするコメントを今月2日にホームページに掲げた。
なぜ売店からうなぎパイが消え…
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