中国気象局国家気候センターは今月3日、2020/2021の冬季(2020年12月1日から21年2月28日)は「暖冬だった」と発表した。中国天気網が報じた。
この冬、中国全土の平均気温は氷点下2.5度と、例年同期の平均氷点下3.3度より0.8度高く、1961年から、8番目となる高さだった。
この冬の気温は、まず急激に下がり、その後は例年よりも高くなるという激しいカーブを描いた。まず、12月上旬から1月上旬にかけては比較的低い気温が続き、その後大幅に回復。1月中旬以降も引き続き気温の高い天候が続き、2月に入ると平均気温が例年より2.9度高くなり、1961年以来で同期では最高を記録した。このように全体的に見ると、中国のこの冬は「暖冬」だった。
「暖冬」だったものの、寒波の襲来も何度か受けた。例えば、冬の前半には4回にわたり(12月12-15日、28日-31日、1月5-8日、14-17日)寒波に見舞われ、気温が急降下、多くの地域で過去最低の記録を更新した。例えば、北京の最低気温は氷点下19.6度まで下がり、1966年2月23日以来で最も低い気温となった。
しかし寒波の襲来の後は、極端に暖かい日が続いた。2月下旬、中国の多くの地域で気温が急上昇し、国家級気象観測所500ヶ所で、2月では過去最高の気温を記録した。直轄市や省都などの都市を見ると、2月21日に、北京で最高気温が25.6度、石家荘で27.3度、太原で22.5度、鄭州で28.3度、西安で26.5度、合肥で28.7度に達し、2月では過去最高の気温を更新した。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年3月4日