リオデジャネイロ五輪の閉会式で、スーパーマリオに扮した安倍晋三首相
リオデジャネイロ五輪の閉会式で、リオから東京に五輪旗を引き継ぐセレモニーの企画演出を務めた佐々木宏クリエーティブ・スーパーバイザーが9日、スーパーマリオ役に安倍晋三首相をサプライズ起用した舞台裏を明かした。
「安倍マリオ」地球の反対側からワープ 閉会式で演出
佐々木氏は当初、ロンドンやリオ五輪への引き継ぎ式に出演したサッカーのベッカム氏やペレ氏のように日本の著名なアスリートを起用する方針だった。しかし、「現役選手は難しく、引退した有名選手も日程が合わなかった。選手以外でマリオに似ている人はいないかも探した」。
機材などの納品を終えた本番3週間ほど前に、2020年東京大会組織委員会の森喜朗会長から「安倍首相はどうか」と提案を受けた。佐々木氏は「我々としてあり得ないアイデア」と驚いたが「安倍総理というよりマリオとしてやって頂けるならチャーミングですてきなことになるんじゃないか、と受け入れた」という。
首相を起用したことに批判的な声がある点については「色々な意見が出てしかるべしと思う。評価して頂いて、ほっと一息というのが正直なところ」とした。