力投する広島先発の黒田=西畑志朗撮影
黒田博樹投手(41)が泣いた。昨年同時にカープへ復帰した新井貴浩内野手(39)と抱き合うと、涙が止まらなかった。「前回の僕らがいたときは、優勝は想像もつかなかった。色々と考えることがあって、こみ上げるものがありました」。2人は監督に続いて、胴上げされた。
特集:広島カープ
六回のピンチ、三振を奪うとほえた。「集大成。もう今日で終わってもいい」と腕を振った。6回3失点で今季9勝目となった。
41歳の体は疲労の蓄積できしむ。首と右肩に痛み止めの注射を打ち、清めの塩を塗り込む。引退も頭をよぎる。だが、昨季終盤、若手から「来年もよろしくお願いします」と頼まれた。7月には日米通算200勝を達成した。
優勝。チーム練習に合流した2…