金額などが改ざんされていた領収書。万の位に「2」が加筆されている
政務活動費の不正取得を自民会派の5人が認めて3人が辞職した富山市議会で、新たに民進系会派の民政クラブが13日、記者会見を開き、会長の高田一郎氏(69)が改ざんされた領収書で政活費約2万円を不正取得していたと認めた。同クラブ幹事長の針山常喜氏(70)が会派事務員に改ざんを指示していたことを認め、針山氏は14日に議員の辞職願を出すという。
高田氏は民進党県連常任顧問で元民主党県連代表。市議会では民進と県民社協会の議員ら4人でつくる民政クラブの会長を務める。針山氏は県民社協会会長。
高田氏によると、2015年2月に開いた市政報告会の茶菓子代として2万2268円分を取得。2268円だった領収書に会派控室の事務員が万の位の「2」を加筆して改ざんしていたという。領収書を発行した市内の茶店も、販売したのは茶葉2268円分で、万の位の「2」と、ただし書きの「お茶50人分 お茶菓子50人分」は後から加筆されたものだと説明した。高田氏は「自民に続き、議会全体への不信感をもたらしていることをおわびする」と話した。
また、高田氏は14年4月6、…