練習中、ブライアン・オーサー・コーチ(左)と話す羽生結弦
フィギュアスケートの本格的なシーズン開始を前に、羽生結弦(ANA)が13日(日本時間14日)、カナダ・トロントで、今季にかける思いを報道陣に語った。プログラムはショートプログラム(SP)、フリーともに一新。4回転ループへの挑戦と、向上心が尽きることはない。
フィギュア特集 Kiss and Cry
羽生結弦、4回転ループに挑む
主なやりとりは次の通り。
――左足甲のケガで滑らない2カ月間は、どう過ごしていましたか。
「とにかく1カ月半くらい何もできなかった。まず歩くの禁止。車いすまでにはなっていないですが、歩くことによっての衝撃が結構あったので。普段の生活で治療にいくときや、食料を調達するとき以外は、基本、歩かなかったです。その間は、自分の演技や他の選手の演技をみて、いろいろ考えました。大学の勉強がちょうど時期的に重なっていたので、勉強もしました」
――それだけスケートから離れるのは、現役生活で初めてですか。
「ここまで長いのは初めてだと思います。(東日本大)震災のときも、周りの方々に助けてもらって滑ることができましたから」