指定暴力団工藤会(北九州市)系組幹部の裁判員裁判をめぐり、裁判員に声をかけて脅したとして、全国で初めて裁判員法違反(威迫・請託)罪に問われた元工藤会系組員、楠本利美被告(40)の初公判が16日、福岡地裁であった。楠本被告は起訴内容を「認めません」と否認した。 起訴状によると、楠本被告は5月10日夕、福岡地裁小倉支部であった組幹部の初公判を傍聴後、近くの路上で裁判員の40代女性2人に「ある程度刑は決まっとるんやろ」「いろいろ言っても変わらんもんね」などと声をかけ、請託や威迫をしたとされる。 検察側は冒頭陳述で、楠本被告は組幹部と中学の同級生で同じ暴力団に所属していたとし、幹部の判決を軽くしようと考えたと主張した。幹部が逮捕された後には下着類などの差し入れを計60回していた。 楠本被告はオールバックに黒い服といった暴力団員を思わせる姿で幹部の初公判を傍聴。休廷中には幹部の妻らと言葉を交わすなどし、裁判員は被告が組関係者と認識したという。 検察側が朗読した女性裁判員の供述調書によると、初公判後、裁判員2人はバス停前で声をかけられ、途中まで被告と同じバスに乗った。「この先、工藤会に目をつけられるのではないかと頭がいっぱいになった」「報復されたらどうしようと怖かった」という。2日後の被告人質問では、恐怖で質問もできなかった、とも訴えた。 一方、弁護側は「裁判員も大変やね」と声をかけたことを認める一方、その他の言葉は発していないと主張。裁判員を威迫・請託する意図はなかったとして無罪を訴えた。 16日午後には、同様に裁判員へ声をかけたとして裁判員法違反罪に問われた会社員中村公一被告(41)の初公判が同地裁である。 殺人未遂罪に問われていた組幹部の公判は声かけ事件の後、裁判員ら5人が辞退。地裁支部は裁判官だけで審理を再開し、傷害罪に当たるとして実刑判決を下した。(張守男、井上怜) |
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