サッカーＪ１新潟は吉田達磨（たつま）監督（４２）を解任し、片渕浩一郎コーチ（４１）が監督に昇格する。２７日、新潟の発表などでわかった。新潟はＪ１残留争いをしており、年間勝ち点２７の１５位。Ｊ２降格圏内の１６位名古屋との勝ち点差は１。Ｊ１は残り４試合。

吉田監督は昨季Ｊ１柏をアジア・チャンピオンズリーグ（ＡＣＬ）の８強に導いたが、１年で退任した。２０１２年６月から新潟を率いた柳下正明前監督が昨季限りで退任したことを受け、今季から新潟の監督を務めていた。

新潟は、第１ステージ（Ｓ）で４勝７敗６分けの１３位。第２Ｓも、ここまで３勝１０敗の１４位と振るわず、２６日にクラブ幹部らが話し合い、吉田監督の解任を決めた。今季途中でＪ１クラブの監督が交代するのは、柏、ＦＣ東京、名古屋に続いて４クラブ目。

片渕コーチは、鳥栖や新潟でプレーし、引退後は新潟のユース監督などを歴任した。プロで監督経験はない。新潟は０４年にＪ１に初昇格してから、Ｊ２に降格したことはない。残り４試合で、残留を争う磐田、上位の浦和とガ大阪、昨年年間王者の広島と対戦する。