グテーレス氏=4月12日、米ニューヨークの国連本部、金成隆一撮影
国連安全保障理事会(15カ国)は5日、年末で任期が切れる潘基文(パンギムン)国連事務総長の後任選びについて最終の予備投票を行い、元ポルトガル首相のグテーレス前国連難民高等弁務官(67)が15票中、13票の支持を集めた。拒否権を持つ常任理事国全5カ国から不支持票が出なかったため、次期国連事務総長に選出されることが確実となった。
安保理は6日に公式投票を行い、正式決定する。安保理が次期事務総長として国連総会に勧告する決議を採択。総会が近く任命することになる。
事務総長選には計10人が立候補している。安保理は7月以降に予備投票を計6回実施し、全てでグテーレス氏が首位だった。(ニューヨーク=金成隆一)