ニューヨークのブルックリン地区にオープンする一蘭の店舗(同社提供)
とんこつラーメンチェーン「一蘭(いちらん)」と「味千拉麺(ラーメン)」が、海外出店を発表した。9月には「山小屋」がロンドンに初出店を果たし、「一風堂」が来春、ミャンマーに進出するなど、「九州の味」の海外進出が相次いでいる。国内市場の拡大余地が限られる中、経営体力をつけた名店は新たな市場開拓を目指す。
一蘭(福岡市)は、米国に初出店する。日本でも人気の「天然とんこつラーメン(創業以来)」を同じ味で提供するほか、仕切りで隔てられた独特のカウンター席もつくった。
店名は「ICHIRAN NY Brooklyn」で、ニューヨークのブルックリン地区に、19日昼(現地時間)にオープンする。建設費は約15億円で、68席を備える。ラーメン1杯の価格は18・9ドル(約1950円)と日本の約2倍だが、現地では一般的な価格だという。
最大10店舗分の麺やスープな…