心拍数を測るセンサーが入った肌着(右)を身につけると、プレー中の緊張度合いがタブレット端末に表示される=大阪市北区
気持ちの状態がスコアに影響しやすいゴルフにおいて、選手を支援するソフトをNTT西日本が開発した。肌着に内蔵したセンサーで緊張度合いを測り、状態に合った助言をタブレット端末が表示する。アマチュア選手向けにゴルフ場などで利用してもらう。
スポーツ着大手のゴールドウインが開発した心拍数が測れる肌着「C3フィット インパルス」を使う。心拍数のデータなどをもとに、心理状態を算出する。「水を飲んだり、一息吐いてみたりしては」「自分を奮い立たせましょう」といったアドバイスを表示する。
滋賀と愛知のゴルフ場で試験的に導入し、2017年度からの販売をめざす。いまはラウンド後に助言を表示するが、将来は一打ごとに出せるようにする。
NTT西日本は心拍数などの生体情報を生かしたシステムに力を入れており、健康や介護分野への応用も検討する。(新田哲史)