新垣結衣さん=東京都港区赤坂、伊ケ崎忍撮影
「ガッキー不足」「ガッキーロス」と嘆いていたファンにとって1年ぶりとなる待望のドラマ出演。「逃げるは恥だが役に立つ」(火曜夜10時、TBS系)で新垣結衣は、家事代行アルバイトの雇用主・津崎平匡(ひらまさ、星野源)と、就職として「契約結婚」する森山みくりを演じている。
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――記者会見の様子から、出演者の皆さんの雰囲気がとても良いと感じました。
内容が明るいコメディーなのでそういう空気も手伝って。星野さんとは一日中、ふたりで家にいるシーンを撮っているので、苦労を分かち合っているというか、「がんばろうね」とナチュラルハイみたいになっています。
古田新太さんと一緒のシーンも多いですが、古田さんは普段から楽しい。石田ゆり子さんもすっごくかわいくて、男性陣にまじって私もメロメロになっています。キュートな方が多くて楽しく撮影しています。
――派遣切りにあい「契約結婚」という選択をしたみくり。何を意識して演じていますか?
みくりの精神状態でしょうか。ぱっと見は笑っていたり、派遣として働いていたオフィスで仕事をそつなくこなしたり、一見器用そう。でも、派遣切りにあったり、うまくいかなかったりするなか、前に進もうとしている。一人になった時に見せる、笑顔ではない顔があるうえで、契約結婚を平匡さんに提案したと思う。そこははっきり見せたいと監督と話してやっています。
――つらい目に遭っているのに、ドラマの中でみくりは聞き役に見えます。
基本的には冷静なので、人とい…