愛知県一宮市の市道で26日、横断歩道を渡っていた小学4年生の則竹敬太君(9)が1・5トンのトラックにはねられ死亡する事故があった。トラック運転手の川合信右容疑者(36)=自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致傷)容疑で現行犯逮捕=が事故当時、スマートフォンを使用していたと愛知県警は27日、発表した。
川合容疑者は「運転中にポケモンGOを使用していた」と供述しているという。県警は前方不注意が事故原因だったとみてスマホを解析し、裏付けを進めている。
県警によると、川合容疑者は26日午後4時10分ごろ、同市あずら1丁目の市道で、信号のない交差点の横断歩道を渡っていた則竹君をはねた疑いがある。則竹君は死亡し、県警は容疑を同致死に切り替え調べている。
調べに対し、「ポケモンGOをしていて前をよく見ていなかった」「車で移動中は必ずアプリを起動するようにしていた」などと供述しているという。
県警は、横断歩道の手前にブレーキ痕がなかったことなどから、川合容疑者が則竹君に気付かず交差点に入りはねたとみて、事故の詳しい原因を捜査している。