女子SPの直前練習で調整する宮原知子(手前)とエフゲニア・メドベジェワ=遠藤啓生撮影
![写真・図版](http://www.asahicom.jp/articles/images/AS20161029000492_commL.jpg)
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第2戦スケートカナダが28日(日本時間29日)、カナダ・ミシサガで開幕。女子ショートプログラム(SP)があり、昨季世界選手権5位の宮原知子(関大)は全てのジャンプを着氷したが、回転不足と判定さるなどして得点が伸びず、65・24点で5位だった。
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宮原は今季のSPのポイントに掲げていた後半の3回転ルッツ―3回転トーループの二つ目のジャンプが回転不足に。3回転フリップも回転不足と踏み切り違反と判定された。宮原は「ちょっと守りに入った。ジャンプがもっと良ければ高い点数が出た」と悔しがった。
昨季の世界女王のエフゲニア・メドベジェワ(ロシア)が76・24点で首位。本郷理華(邦和スポーツランド)は65・75点で、宮原を上回る4位につけ、「初戦の失敗で不安があったが、ノーミスできたので次につながる」と話した。昨季のこの大会で3位に入った永井優香(東京・駒場学園高)は2回転半が半回転ジャンプになるなどミスが目立ち、40・39点で最下位の11位。「楽しんでと思っていたが、心のどこかで不安が……」と消え入りそうな声だった。