男子SPで演技する宇野昌磨=EPA時事
(4日、フィギュアスケート・ロシア杯 男子SP)
フィギュア特集 Kiss and Cry
宇野昌磨、SP歴代世界3位の高得点で首位 フィギュア
跳ぶ前に、両足のつま先を左右に開いて横方向に滑るイーグル。宇野は、そこからトリプルアクセル(3回転半)ジャンプを跳んだ。そして着氷後、再びイーグルをしながら上体を後ろに大きく反らすクリムキン・イーグル。前後に難しい技を入れたジャンプをきれいに決め、ミスを取り戻した。
冒頭の4回転フリップは、着氷でふらついて手をついた。次の4回転トーループ―3回転トーループの連続ジャンプは、着氷を右足だけで耐えられず、左足をついてしまった。
そのマイナスを帳消しにしたのが、3番目のジャンプ、トリプルアクセルだった。「失敗したと思ったトーループで立てたので、緊張がほぐれていつも通りのトリプルアクセルが跳べた」。会場を沸かせる出来栄えだった。
偶然、緊張がほぐれて成功した…