名古屋の闘莉王
サッカーJ2に降格する名古屋がボスコ・ジュロブスキー監督(54)と来季の契約を結ばない方針を固めたことが5日、クラブ幹部の話で分かった。近く本人に通達するという。また、元日本代表DFの田中マルクス闘莉王(35)の退団も濃厚となった。
ジュロブスキー監督は、ストイコビッチ監督時代の2008年から6年間、ヘッドコーチを務め、10年のJ1初制覇に貢献。その後、出身国マケドニアの代表監督も務めた。小倉隆史ゼネラルマネジャー兼監督の成績不振による休養に伴い、今年8月下旬に監督に就任。闘莉王とは旧知の仲で、就任と同時に、昨季限りで退団し、ブラジルに帰国していた闘莉王を呼び戻した。
名古屋は、闘莉王が復帰した9月10日の新潟戦でリーグ戦19試合ぶりの勝利を挙げた。最終戦まで3勝3敗1分け。J1残留はならなかったが、終盤は持ち直した。
後任の監督選びについては、親会社のトヨタ自動車が主導し、外国人監督との交渉を進めている。