第14回大会で2位に大差をつけゴールする日体大アンカーの谷口浩美さん=1983年1月、伊勢神宮内宮前
第48回全日本大学駅伝対校選手権大会(朝日新聞社など主催、JAバンク特別協賛)が6日、名古屋市の熱田神宮から三重県伊勢市の伊勢神宮までの8区間(106・8キロ)で開かれる。学生駅伝と言えば、正月の「箱根駅伝」が有名だが、過去の名選手たちは「全日本」にも特別な思いをかけてきた。
1月の箱根駅伝(東京箱根間往復大学駅伝競走)と10月の出雲駅伝(出雲全日本大学選抜駅伝競走)、そして11月の全日本大学駅伝が「学生3大駅伝」と呼ばれている。全日本は全国各地区の選考会を勝ち抜いたチームが集まり、名実ともに日本一を決める。
男子マラソンで活躍した谷口浩美さん(56)は日体大で全日本に出場。1981年の第12回大会から3年連続で区間賞(83年は区間新)を獲得した。
当時は1月中旬の開催で、正月…