■安住淳・民進党代表代行
(安倍晋三首相とトランプ氏の会談について)大統領選の時のいろんな発言を聞いていて、この人が信頼できると思う国民は少ないと思う。むしろ懸念を表明している人が多い。首相が1時間ちょっと会っただけで「この人は大変信頼できる」と言った以上、どこが信頼できるのか、国民に説明する責任がある。
当選して1週間後にとんでいくというのは、大変失礼だが『朝貢外交』でもやっているつもりではないかと思う。私は評価しない。会談の内容を明らかにしないなどということは、あちらはオフィシャルな立場ではないから済まされるが、首相は公務として行っている以上、しっかりと説明責任を果たしてもらわなければならない。
まるで全世界に先駆けて会いましたと一部メディアも大騒ぎしているけど、本当にそんなこと自慢する話なのか。各国の首脳は冷静に分析しているんだと思いますよ、いま。どういう顔ぶれでどういう体制になって、どういう考えかたをもって対日路線、アジア、ヨーロッパの国々は自分の国にどういうアプローチを新政権がしてくるのか見極めた上で会うのが、本来のオーソドックスな外交のやりかたではないか。それを逸脱して、無理に日程をとって会いにいっている。なぜそういうことをして、そこでどういう会話をしたのか、説明する義務があるのではないか。(定例記者会見で)