凍結した歩道の上を、足元に注意しながら歩く人たち=25日午前7時56分、東京都新宿区、長島一浩撮影
11月としては東京都心で観測史上初となった積雪から一夜明けた25日朝、関東は各地でこの冬一番の厳しい冷え込みとなった。歩道が凍結し、足元に注意しながら通勤・通学する人たちの姿がみられた。
気象庁によると、この朝は、さいたま市で零下2・1度、宇都宮市で同1・7度、水戸市で同1・2度、前橋市で同0・3度など、軒並み零度を下回り今季最低を記録。東京都心も0・3度で今季最低となり、千葉市は1・2度、横浜市は1・7度だった。
警視庁によると、都内では25日午前0~7時、路面の凍結などによるスリップ事故が19件あり、うち3件が人身事故だった。調布市ではタクシーがスリップして橋の欄干に衝突、乗客が首をねんざした。多摩市和田では貨物車が横転し、運転手の男性が軽いけがをした。このほか乗用車やバイクが後続の車に追突するなど、物損事故が16件あったという。