「シェフと一緒にお料理だモン!」 有名レストラン「ポール・ボキューズ」の調理場におじゃましたくまモン
「ぼくの料理をモンアペティ!(※)」
フランス出張中の熊本県営業部長・くまモンは11月24日、南東部にあるフランス第2の都市・リヨンを訪ね、現地の日本人学校などで温かい歓迎を受けた。夜にはミシュランガイドで1965年から三つ星を取り続けているフランス料理店「ポール・ボキューズ」で開店前の厨房(ちゅうぼう)に入り込み、つかの間のシェフ気分を楽しんだ。
タイムライン:くまモンのフランス出張
■日本語を学ぶ生徒たちが歓迎
くまモンは午前中、ボージョレの有名な城館ホテル「シャトー・ド・ピゼ」に最近できた展示スペース「五感で知るワインの小道」を見学した。テイスティングの基礎をわかりやすく解説する施設だが、くまモンは「男の子」のため試飲体験はだめ。それでも施設内のカートで遊び、宿泊客らにピンバッジを配って楽しんでいた。
午後にはリヨンに移動。そこでくまモン一行を待っていたのは日本関係者たちだ。4月の熊本地震のとき、ここリヨンでも多くの人々がチャリティーイベントを開催して義援金を送ってくれた。語学学校「エスパス・リヨン・ジャポン」では日本語を学ぶ現地の若者らがくまモンのお面をつけて熱烈に歓迎。「在リヨン・ローヌアルプ日本人会」では、くまモンが熊本から持ってきた白ワイン「菊鹿」が参加者に振る舞われ、舌の肥えた現地の人たちの好評を博していた。
■帽子をかぶってシェフ気分
くまモンがこの日最後に訪れたのは、リヨン郊外にある、世界的に有名なレストラン「ポール・ボキューズ」。輝く照明、分厚いワインリスト、世界のセレブが映る多くの白黒ピンナップなど豪華さと歴史の重厚さを感じさせる店内でも、くまモンはいつものくまモンのまま。シェフに帽子をかぶせてもらい、料理のまねごとをしてはスタッフたちの温かい笑いを誘っていた。
くまモン一行は25日午前に眺望で知られるリヨン旧市街を訪ねたのちパリに向かう予定。
(※ボナペティは、召し上がれの意)(戸田拓)