男子SPで演技する羽生結弦=白井伸洋撮影
グランプリシリーズ最終第6戦のNHK杯は25日、札幌市の真駒内セキスイハイムアイスアリーナで男女とペアのショートプログラム(SP)があり、男子は2連覇を狙う羽生結弦(ANA)が103・89点の今季自己最高得点をマークし、首位発進した。田中刑事(倉敷芸術科学大)は80・49点で3位、日野龍樹(中京大)は72・50点で9位だった。
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フィギュア特集 Kiss and Cry
羽生は衣装を前戦のスケートカナダまでの白を基調としたものから、薄紫色に変更。今年急逝したロック歌手・プリンスの曲に乗り、冒頭の4回転ループでステップアウトしたが、4回転サルコー―3回転トーループを着氷して立て直した。最後の得意のトリプルアクセル(3回転半)も降りた。ステップ、スピンは最高のレベル4を並べた。
女子の日本勢は、2連覇を狙う宮原知子(関大)が64・20点で3位が最高だった。樋口新葉(東京・日本橋女学館高)が62・58点で5位、松田悠良(愛知・中京大中京高)が60・98点で6位スタート。71・56点を出したアンナ・ポゴリラヤ(ロシア)が首位発進した。
宮原は、冒頭のダブルアクセル…