鶴竜(左)は寄り切りで白鵬を破る=金子淳撮影
(25日、大相撲九州場所13日目)
鶴竜、白鵬破り1敗守る 大相撲九州場所13日目
どすこいタイムズ
残り3日を単独トップで迎えるのは初めてだ。鶴竜は、未知の領域で白星を積み上げた。14日目にも、昨年秋場所以来3度目の優勝が決まる可能性ができた。
相手は過去5勝39敗と分の悪い白鵬だったが、一番にかける思いがあまりにも違った。願ってもないチャンスが目の前にぶらさがっている鶴竜と、12日目に3敗目を喫し、残り3日間は「けがだけしないように」と言った白鵬とでは勝負にならなかった。
立ち合い。鶴竜は左の前まわしをつかんだが、離れた。しかし、いまの鶴竜は足がよく動く。右のどわでのけぞらせ、土俵際へ追い込んだ。右へ逃れた白鵬に対し、両差しに成功。グッと圧力をかける。たまらず右を巻き替えにきたタイミングで出て、寄り切った。
福岡には暗い過去がある。2年…