ユニバーサル・オーランド・リゾートの前に立つ、マリオの生みの親の任天堂の宮本茂クリエイティブフェロー=(C)2016 Universal Studios.
任天堂は29日、大阪市のユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)内のほか、米国の2カ所に「マリオ」などのキャラクターが登場するエリアをつくると発表した。それぞれ今後数年でオープンする計画だ。
複数のアトラクションやレストランなどで構成される。具体的な内容は日米で近く発表するが、人気ゲームシリーズ「スーパーマリオ」のマリオなど、任天堂のゲームに出るキャラクターと遊べるようなものになるという。「今までにない革新的な手法」を使い、ゲーム画面で体験するような冒険を実際に再現するといい、「年齢やゲームの熟練度にかかわらず楽しめる」としている。
米国では、フロリダ州のユニバーサル・オーランド・リゾートとカリフォルニア州のユニバーサル・スタジオ・ハリウッドの2カ所に展開する。
任天堂は2015年5月に、テーマパークを運営する米ユニバーサル・パークス&リゾーツ(UPR)との提携を発表。アトラクションの共同開発を進めていた。日本ではUSJの運営会社とも手を組み、人気の「ハリー・ポッター」並みの規模のエリアをつくる方向で準備を進めていた。(西村宏治)