(4日、米女子ゴルフ・最終予選会)
17歳畑岡奈紗、米ツアー優先出場権獲得 女子ゴルフ
9番からの4連続ボギーで、表情を曇らせた畑岡。何とかこらえてホールアウトした最終日を、「10年ぐらい寿命が縮んだ」と苦笑いで締めくくった。
ショットは曲がり、パットは距離感が微妙にずれた。14番でティーショットを左の林に入れてダブルボギーをたたくと、不安は増した。だが、15番(パー3)はグリーン左ラフからの第2打をユーティリティーで30センチに寄せてパー。その後もパーセーブを続けて順位を維持した。
第2ラウンドは面白いようにパットが決まって65をマークするなど、第4ラウンドまでで通算11アンダー。総合力の高さを証明し、十分に米ツアーで戦っていけるところを見せた。一方で、スタンス一つをとっても前日までは安定していたものが、最終日の重圧の中では「しっくりこなかった」。
あと二つスコアを落としていれば、限定的な出場権しかもらえないところだった。「最後まで何があるか分からない。ゴルフの厳しさを学んだ」。プロになりたての17歳は、貴重な経験を経て来季の米ツアーに挑む。
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畑岡奈紗 「中盤は思い通りにならなくて、すごく苦しかった。(プレーに)納得はしていないけど、20位以内に入れてよかった。来年は(ツアー)1勝を目指して頑張りたい」(時事)