(12日、アメフット・ジャパンエックスボウル)
富士通が優勝、2年ぶり2度目 ジャパンエックスボウル
9点を追うオービックは後半、QBを今季加入のニューハイゼルから、社会人9年目の30歳菅原に代えて勝負に出た。
菅原は前半、富士通守備陣を外からじっくり眺めて、出番に備えていた。その後半、最初のシリーズ。パントブロックされた球を味方が持って走り、攻撃権を更新するラッキーも。しかし、結局はTDを奪えず、フィールドゴールの3点止まり。それ以降は富士通守備陣の堅い守りに阻まれ、無得点に終わった。
今季1試合平均312ヤードを獲得した攻撃陣は、この試合は175ヤード。ランも封じられ、菅原は「プレッシャーが強く、相手の方が一枚上手だった」と嘆いた。
2013年に4連覇を果たし黄金期を迎えたチームも今や、半数が入れ替わり当時とは別のチームだ。就任1年目の古庄ヘッドコーチは「強いチームを作ってまたここに戻ってきたい」と前を向いた。(榊原一生)
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●古庄ヘッドコーチ(オ) 「守備陣は序盤、タッチダウンを許さずに踏ん張った。ただ、攻撃陣が相手に封じられ、得点できなかったのが響いた」