フィリピン南部ミンダナオ島で24日夜、クリスマスイブのミサ中の教会の外で手投げ弾が爆発し、ロイター通信によると16人がけがをした。犯行声明などは出ていない。
現地報道によると、爆発は午後9時45分(日本時間午後10時45分)ごろ、同島の北コタバト州ミドサヤップのサントニーニョ教会の入り口から30メートルほどの外で起きた。爆発当時はクリスマスイブのミサに多くの人が集まり、教会の外で並んでいた人たちが被害にあったという。フィリピン南部ではイスラム系の武装勢力の動きが活発化しており、同教会でも警察官が警戒に当たっていたという。
ミンダナオ島では9月にダバオ市の夜市で爆発が起き、15人が死亡。11月には同島の南ラナオ州でドゥテルテ大統領の警備のために現地入りした車両が爆発にあい、9人がけがをしていた。(鈴木暁子)