気持ちよく歌う客の隣でベースを演奏するオーナーの相台万朗さん(左)=中央区銀座6丁目
銀座のカントリー&ウェスタンバー「ウエスタン バンジョー」(中央区銀座6丁目)が大みそかの年越しライブを最後に閉店する。ミュージシャンや飛び入りのファンらが思い思いの演奏と歌声を響かせて36年半。マスターの相台万朗(そうだいかずあき)さん(65)は「お客さんと一緒に朝までライブを続け、新しい年と新しい人生を迎えたい」という。
店は雑居ビル地下1階。木目調の壁にランプと、西部劇の酒場風の雰囲気が漂う。カウンターに20席ほどが並ぶ細長い店内の最奥部がステージだ。
店のカウボーイハットをかぶった中高年の男性や女性が、お気に入りの歌を代わる代わる歌い上げていた。ドラム、キーボードに相台さんのベースが伴奏。閉店を知って訪れた男性は熱唱後、マイクで相台さんに「楽しかったなぁ」。
1980年に開店。相台さんは…